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浦安と住まいを探求するうら・ラボ


浦安の液状化と向き合った17日間~東日本大震災ボランティア活動の記録【4】

3月23日(12日目)

608名の参加。新浦安駅のロータリーの土嚢を撤去しました。テレビ局が取材にきてその対応もしていました。

便袋を東金青年会議所の方々が持ってきてくれたのは非常にありがたかったです。

そして震災当初から飲料水の提供をしてくれた自衛隊の皆さんがこの日東北に向かいました。離任式を見に行きましたが、心から感謝したのを覚えています。

kyuusuisya

3月25日(13日目)

257名の参加。今川地域を重点的に泥かきをしました。また、当初から集めていたスコップを他の地域でも必要だろうと考え、同じ千葉県の旭市のボランティアセンターに持っていきました。

3月26日(14日目)

340名が参加。前日と同じく今川地域を重点的に行いました。

3月27日(15日目)

271名が参加。イトーヨーカドーと明海大学の間の道路を中心に泥を撤去。この日に29日で私たちとしてのボランティアは一旦打ち切ることに

3月28日(16日目)

214名参加。今川地域で活動。

3月29日(17日目)

182名が参加。私たちのボランティア最終日。今川地域で活動して終了。

【終わりに】
自分の今までの人生の中で一番「考え」て「行動」した17日間だったと感じています。どうしたらよいか分からず、どうしたらよいか教えてもらうことも出来ず、手探りで物事を進めていく危うさと、またそれでも出来ると言う事が分かったときの喜びは計り知れないものがありました。

延べ8000名を越えるボランティアを纏まとめたのは、ボランティアの中から生まれてきたボランティアのリーダーたちでした。

最初の3日間でそのリーダーたちが自主的に集まり、ボランティアが終わった後に毎日反省会をやっていました。
だからこそ19日・20日の1200名を越えるボランティアが参加したときも、スムーズに進める事が出来たのだと思います。

泥かきの現場では青年会議所のメンバーがひとりで50人~100人のボランティアを指揮していました。そのうち現地で仕切るリーダーが足りなくなることは分かっていましたが、中々対処できずにいました。
しかし、4日目に青年会議所の先輩が来て頂けたことでこの問題も解消しました。先輩方は現場で「この人はリーダーとしてできる」と感じた人たちをスカウトしてリーダーとしてまとめてくれました。

現地でのリーダーの発掘そして育成。そしてニーズの掘り起こし。

この2点が浦安市の災害ボランティアで一番苦労したところだと思います。

全国でも一番早く開設し一番早く役割を終えた災害ボランティアセンターは浦安だと思っています。また災害ボランティアの運営に関しては、阪神淡路大震災がモデルになっていると聞いてはいますが、その当時は誰も知らなかったのは事実です。その中で手探りにしてもここまで運営をうまくできたのは素晴らしいことだと思います。私も初日から参加させて頂いて0からスタートしたボランティアセンターが、1日1200名を越えるボランティアを受け持つことができるまで成長する過程を見られたのはかけがえのない経験となりました。